鉄は生き物だ。 技術がどんなに進化しようと 機械だけでは理論通りの形はできない。
鉄を知る匠がいる。 彼らは、常人とは異次元の精密な世界で鉄と対話する。 そこに人の知恵と技能と経験は欠かせない。 理想を追う匠の情熱があり、私たちは新たな感動と出会える。
日本の自動車産業を支える匠とゴルフクラブのプロとが出会った。 発想力と経験値で機械を自在に操り、寸分違わぬ金型を手がける者。 クラブの理想形を思い描ける者。 この出会いから、新次元のアイアンヘッド MUQUが生まれた。
ゴルフは理論的なスポーツだ。 クラブの形状。体の動き。プレーの質は科学的に分析できる。
数多のプレーヤーが、腕と心を磨き、理想を追い続けてきた。
MUQUは、そんなゴルフの理想への匠のひとつの答え。 アイアンの常識を覆す製法。純粋無垢な鉄からフルミルドでつくられる。 素材となる鉄は、選び抜かれたものからオートクチュールのようにセレクトできる。 さらに、どの番手にするか決めるのもプレーヤー自身。 最高の技能と素材であなただけのアイアンができる。特別で、全く新たな世界観。
さらに、多彩なフィールドの匠と手を結び、卓越した技は一本のクラブに結実する。 匠の出会いが連鎖し、理想を細部までカタチにすることが叶った。 技能と新発想で、ものづくりの地平を拓く者たちの縁の結晶、MUQU。 価値の測れない最高の技能が生んだアイアン。
洗練されたスタイルと圧倒的に違う打感。 プロも手にしたことのないアイアンが、その新次元で使い手を魅せる。
まだ誰も知らないゴルフへ、匠が導く。

卓越した技能を磨き、ものづくりの理想を追い続ける匠たちがいる。彼らの技能と情熱を重ね 合わせ未知のものづくりに挑む。そんな想いから、中部地方の匠たちが手を結ぶプロジェクト 「KASANE CHUBU」をスタートさせた。古来、日本では異なるものが合わさり新たな価値を 生むことを「かさね」と呼ぶ。「KASANE CHUBU」は、さまざまな分野の匠の技能を組み合 わせ、未知の製品をカタチにしていく。
自動車産業を中核に日本のものづくりを牽引してきた中部。しかし現在、後継者不足により継 承されず失われていく技術もある。卓越した技術の新たな可能性を切り拓き現状を打破したい 。匠たちの情熱がひとつになり、ものづくりの常識を覆す。いずれは、匠たちのネットワーク を中部から全国へ、そして世界へ。
「MUQU」は「KASANE CHUBU」の最初の製品。金型の匠であるエムエス製作所を発起人に 、最先端技術、伝統工芸の垣根なく11社がコラボレーションした。2020年、東京オリンピック が間近に迫る中、フルミルドという画期的方法論でつくられたアイアンが、ゴルフの「当たり 前」を塗りかえる。ものづくりの力でスポーツに革命を。プレーヤーたちにまだ見ぬゴルフの 世界観を。匠たちの挑戦がここから始まる。

ものづくりの常識は覆されるためにある。 アイアンは番手によってプレーヤーが打ち方を変えるもの。 そんな当たり前をMUQUは変える。
すべてのアイアンに同じスイングを。 人間工学の叡智に基づく3次元設計が、番手による高さや左右のブレを抑え込む。 スイングによる誤差はなくなりアイアンが理想の球筋へと導く。 未だかつて誰も実現し得なかった発想だ。
コンセプトは、データにはっきりと表れている。 5番からPWへ、数値が美しく推移する重心深度と重心高が、理想の球筋を生み出す。 番手ごとに徐々に大きくなる重心角とフェースプログレッション。プレーヤーを悩ませる左右に曲がるミスを限りなく防ぐ。 重心距離とソールバンス角は一定に。数値の統一によって、球のポジションやスイングを変える必要はなくなった。
プレーヤーが番手に合わせるのではない。 アイアンがプレーヤーに合わせる。 打球をオートマチックに調整する新次元の発想。 MUQUが、ゴルフに新時代をもたらす。
この精度はフルミルドゆえのもの。設計通り削り出すため誤差は生じない。 革新的発想が描いたままに形づくられている。 フルミルドは、鉄本来の硬さが生きるフォージド、ロストワックスと異なり、顕微鏡で覗けば、無垢で美しい鉄の構造を目にできる。
さらに、業界初の仕立てで、あなただけのMUQUに。 素材となる鉄は、自分に合う打感のものをセレクトできる。 その鉄をどの番手のアイアンにするか決めるのもプレーヤー自身。 あなたにフィットし、あなたに合わせてくれる、頼れる一本を手にできる。
世界で初めてのオートクチュールのようなフルミルドアイアン。 正確無比かつ純粋無垢な鉄のヘッドが生む打感は、まぎれもなく新次元。

0.01mmの世界で、姿形がスペックと直結しているMUQU。 寸分違わず鉄を削れなければつくることができない。 新発想のクラブは、日本の自動車産業を支えてきた金型の匠によってつくられた。 鉄は生き物。気ままに形を変える。大きな力を加えれば、自然と大きな歪みも出る。 どう削ったら、鉄はどう応えるか。 素材と対話しながら、大胆に、繊細に、精密な金型を削り出す技能があって、 MUQUのコンセプトは現実のものとなった。 鉄と向き合い続けたからこそできる仕事だ。
匠の技能はMUQUの美しさにも現れる。 鉄を削れば普通は刃物の跡が残る。 その一本の軌跡まで、匠は計算し尽くした。 MUQUに刻まれた軌跡は、手にした者を魅了する。
いかに美しくするか。 その問いに終わりはなく、試行錯誤は一言では語れない。常人では想像が及ばぬ、鉄とマシンを突き詰めた者だけの世界。 3次元CADで設計し、CAMにデータを取り込めば、描いた形にはできる。 しかし、美しさを追求するなら、人の知恵が不可欠だ。 匠は、刃を当てる強さや角度まで考え抜き、機械を自在に操る。
技能で美を追求する匠の感性があり、MUQUが今ここにある。

私たちはアイアンをつくったことはなかった。 「金型づくりの技能で、クラブをつくったら」という、 ものづくりへの探究心からMUQUは生まれた。 プレーヤーたちに未知の感動を届けるアイアン。 日本の自動車産業をB to Bで支える仕事から、 感動をプレーヤーへB to Cでダイレクトに届ける仕事へ。 手がけた人、手にした人、すべての人へ感動が伝播する。
新境地への挑戦に共感した匠たちの技能がMUQUには結集している。 現代の名工と認められたメッキ加工の匠、皇室から褒賞を受けた鏡面加工の匠、最先端の技術で装飾を施すシボ加工の匠、伝統的な刀匠など、匠たちの力が集わずしてMUQUはできない。 決して価値をつけられない匠たちの技能によるアイアン。 東海地方から、ものづくりの可能性への挑戦が広がる。
新時代の匠たちが共に創り上げたMUQUを手に。 ものづくりの情熱とロマンをあなたにも。